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新連載【マーケットアイ】:HIROSEYA×化粧品専門店の市場分析
岐阜県で化粧品専門店4店舗を営む〝HIROSEYA〟での市場や顧客の動きを分析する新連載【マーケットアイ】を開始します。毎月、店頭で動いた商品ランキングや売上の推移、店頭活動などを紹介していきます。2020年5月・6月度のマーケットアイでは、岐阜県本巣市のショッピングセンター「モレラ岐阜」にある『HIROSEYA with @cosme』店舗に焦点を当てます。
FH
by FUMITAKA HIROSE
HIROSEYA with @cosmeの特徴
1
多様な商品ラインナップ
プチプラからハイブランドコスメまで、様々な話題のブランドを集積しています。
2
ユニークな店舗レイアウト
ランキングやアイテム別に編集した棚割りを採用し、商品選びを楽しくしています。
3
充実したカウンセリング
ユニークなポップからしっかりとしたカウンセリングまで、幅広いサービスを提供しています。
コロナ禍における経営者の取り組み
1
飛沫感染防止パネルの導入
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、専門店にいち早く導入しました。
2
従業員サポート
休業中のスタッフに対し、給料100%支給を維持しました。
3
オンラインスクールの開設
自宅でできる学習機会を従業員に提供しました。
5月の売上動向分析
SC休業の影響
新型コロナウイルスの影響で、5月度の売上前年比は63%と大幅に減少しました。
再開後の回復
16日~31日の期間は、時短営業にもかかわらず売上前年比120%と大幅増となりました。
顧客行動の変化
カウンセリング目的の顧客は平日に来店する傾向が強まり、平日の客単価が上昇しました。
6月の売上実績
6月度は全ての指標で前年を大きく上回る実績となりました。広瀬専務は「2020年2月~6月の5カ月間でみても、1カ月間の休業にも関わらず前年比96%まで急ピッチで回復している」と話しています。
注目商品:韓国コスメ「クリマレ」
導入実績
全国の専門店に先駆けて昨年5月より導入。180㎝棚とエンド什器のみの展開。
売上実績
6月の売上高約300万円、前年比292%、販売個数2109個を達成。
ブランドランキング
「アルビオン」に続き2位に位置し、店舗の売上を牽引。
クリマレのヒット商品分析
VT CICA Cream
1品番だけで222個、54万4千円の売上を達成。
CNPチャアンドパク
CICAシリーズと共にPOP演出だけのセルフ販売で130万円の売上を達成。
希少性
日本では実質未上陸状態で、直営店とごく一部の専門店でのみ購入可能。
5月・6月の総括と今後の展望
1
5月:コロナ禍の影響
大幅な売上減少を経験し、コロナ対策に奔走。
2
6月:回復基調
郊外型SCの立地と人気商品により、売上が順調に回復。
3
今後の課題
第2波への対応と、引き続き安全な店舗運営の実施。
次回の「7月度マーケットアイ」では、コロナの第2波がじわじわと押し寄せる中での動きをお届けします。